★ネタ2★晴明の孫だけど、昌浩の親が吉昌ではなかったら・・・?

という設定。何でもありです。完璧にMy設定です。

まずは序章にもならないくらいの短文をどうぞ!















ザリッ!

昌浩と晴明は聞こえてきた足音に、はっとなってその方向に視線を向ける。
背後に控えている神将達も警戒の視線を鋭く向ける。

暗視の術を掛けた目に、大路の先から人影が近づいてくるのが見えた。

暗闇の中、ぽっかりと浮かぶ蒼い月。

こちらへと近づいてくる男の姿を、その月影が冴々と照らし出した。


「っ!お前はっ!!!!」


照らし出された男の姿を見て、晴明の顔が驚愕に彩られる。

明らさまな表情の変化を見せる晴明に、昌浩と十二神将は怪訝な顔を向ける。


「晴明、知っているやつか?」


物の怪が代表して驚きに顔を強張らせたままの晴明に尋ねる。
しかし、晴明はその問いには答えず、眼光を鋭くして相手を見据えた。


「・・・・・・随分と、懐かしい顔だな・・・・・・・・・・」

「そうですね、おおよそ九年ぶりでしょうか?お久しぶり、と言っておきましょうか父上―――いや、安倍晴明」


そう言って男は緩やかにその口元に笑みを浮かべた。それも温かみのある笑みではなく、酷く薄っぺらい笑みを・・・・・・・。
晴明は警戒心を強めながら、慎重に探るような視線を男に向けながら口を開いた。


「一体何のようだ?」

「私が用があるのは厳密に言えば貴方ではありません」

「なに・・・・?」

「返してもらいましょうか?私の人形を――――」


そう言う男の視線は真っ直ぐに昌浩へと注がれる。


「・・・・え?」

「帰って来い。”霞月(かづき)”」


瞬間、世界が暗く閉ざされたような気がした―――――――。

















というわけで大雑把に説明。

題名のとおり、昌浩は吉昌の子どもではありません。けど晴明の孫。
一体どういうことかというと、昌浩の親というのがオリキャラになります。上の話に出てきた男です。
この男、名前は”安倍業啓(あべごうけい)”といいます。そうです、安倍です。
このネタ設定の中では、戸籍上から消された晴明の三番目の息子(晴明の息子って二人ですよね?間違いだったら指摘してほしい・・・・)ってことにします。戸籍から名前が消されるんですから、かなりの悪事をやらかしました。
悪事の内容は安倍の傍系の一族(しかもかなり大きい)を滅ぼしました。その滅ぼされた一族というのは、業啓が嫁いだ(なんかこの表現おかしい;;この場合婿養子に言ったが正しいのか?)家です。まぁ、そんな大事をやらかしたので、安倍の家系図からその名を消し去られます。それが話中にも出ていた九年前。

さて、昌浩の立場についての話に移しましょう。このネタでは昌浩はこの業啓の子ども、ということになります。そしてここが重要、昌浩は
自分が業啓の子どもであるということを覚えていません!記憶の欠片も覚えていません。理由もちゃんとありますが、それは後に記載します。
で、そんな昌浩が吉昌の息子として暮らすようになったのが昌浩が五歳の時(あ、ちなみに昌浩は今十四歳ってことで)。晴明が滅ぼされた傍系の邸の残骸の中から、血みどろになった昌浩を見つけ出して来てそのまま引き取りました。
んでもって、昌浩が吉昌の下に引き取られる前まで名乗っていた名前が”霞月”です。引き取られた後に昌浩という名前に改名しました。
『え?てか五歳だったら親の顔くらい覚えているよな?』と疑問を抱いた方!意味が大有りですよ!!
昌浩の”霞月”としての五歳までの記憶は晴明が封印しました。
何故封印したか。これが傍系の一族抹殺と深い関わりがあるのですが・・・・・・まぁ、ここに書き上げてはおきません。もしかしたら気まぐれで文章化するかもしれないネタですから☆想像にお任せってことで・・・・。
そして”霞月”には双子の兄で”輝陽(きよう)”がいます。髪は明るめの茶色、瞳も濃い琥珀色をしています。二卵性双生児ってやつですよ!この輝陽、父である業啓からはすこぶる可愛がられます。対して霞月は存在を無いものとして扱われます。何故なら、当時は双子は縁起の悪いものとして見られていたから・・・・というのはどうでしょうか?
誰にも顔を合わせることなく、広い座敷牢に閉じ込められています。唯一他人と接触があるとすれば食事を運んできてくれる人です。その人から言葉や字を教わったりします。そんな暮らしを五歳までずっと送り続けます。
可哀想な設定なのは私が好きだから!としか言いようがありません。主人公悲運設定主義!!(なんじゃそりゃ;;)もう、全てにおいて昌浩が辛く哀しい境遇にあるとイイ!!(最低だなヲイ)

・・・・・・・つーのが昌浩の過去設定。うん、何とも暗いね☆(明るく言うな)

時を戻して現在。霞月の記憶を封じられている昌浩は『安倍昌浩』として現在に至っています。
そんな中、再び昌浩の前に姿を現した業啓(後々輝陽も出てきます)。昌浩(=霞月)を寄越せと晴明達に要求してきます。しかし、そんなふざけた要求は晴明はきっぱりと跳ね除けます。即却下です。当然ですね。『今更何を言い出しやがるんだ!』って言いたくなりますね。
一回目は業啓もあっさりと身を引きます。しかーしっ!二回目からはそれはもうしつっこく!奪還しにやって来ます。もちろんその奪還要因として輝陽も参戦します。
何故、そうまでして業啓達は昌浩が欲しいのか。それは彼らの目的を成就するためです。その目的とは晴明を殺すこと。その理由は――――まだ細かいところまで考えていません;;所詮はネタ止まり。細かい設定なんぞ何にも考えていません!!(キッパリ)
ただ、晴明が可愛がっている昌浩を使って殺してやろうかと考えていたりします。まぁ、これも案の一つということでお願いします。

こうして昌浩争奪戦(この表現もなんかなぁ・・・・)がじい様+神将達と業啓達の間で勃発します。
そうした中で、昌浩は自分の出自や記憶について知っていく・・・・・・と何とも暗そうなお話が出来上がりそうです。








――とまぁ、今はここまでしか思いついていません。
続きは暇な時にでもぼぉーっと考えているんじゃないでしょうかね?